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 ダンゴウオの展示終了に伴うお詫び

ダンゴウオの展示終了に伴うお詫び

大型商業施設「横浜ワールドポーターズ」にて、アクアリウム宇宙旅行「UNDER WATER SPACE」
を運営する株式会社UWS ENTERTAINMENT(本社:東京都江戸川区、代表取締役:宮澤雅教、以下 UWS)は、6/29日(水)より公開していたダンゴウオの展示を7/31日(日)をもちまして終了したことを発表します。

この度、ダンゴウオに求められる適切な飼育環境を維持できず、大切な命を守ることができませんした。つきましては、7/31日(日)をもちましてダンゴウオの展示を終了する運びとなりました。弊社スタッフ一同、命あるお魚を展示する者として、本件を非常に重く受け止めております。

ダンゴウオの展示に関してご覧いただきました方々にご心配をおかけいたしまして、
大変申し訳ございませんでした。貴重な稚魚たちをご提供していただきましただんごむすめ様に
対しましても、心よりお詫び申し上げます。

【経緯】
(1)6/19(日)だんごむすめ様よりダンゴウオ30匹をお預かりする
(2)6/29(水)ダンゴウオの展示を開始 非常に可愛らしく、珍しいダンゴウオの稚魚を展示することで、 より一層ご来場者様に喜んで頂きたいという思いで展示いたしました。
(3)6/29(水)だんごむすめ様より飼育環境の改善指示(改善指示内容の詳細は後述)
→改善指示頂いた内容が社内共有されず、改善に至らず
(4)7/13(水) – 26(火)にかけて、ダンゴウオ23匹が死亡

【ダンゴウオのご提供者様】 だんごむすめ様(インスタアカウント:https://www.instagram.com/dangomusume1/) 国内でも数少ないダンゴウオの繁殖に
成功され、ご厚意でダンゴウオをご提供頂きました。

【当施設でのダンゴウオの飼育環境】
・水槽設備:30cmキューブ オーバーフロー水槽
・水温:16度
・水槽レイアウト:サンゴ砂およびサンゴ岩
・給餌内容:アルテミア、冷凍ブライン、ホワイトシュリンプを1日2回給餌
・水質チェック:日次でアンモニア、亜硝酸、硝酸を検査し問題があれば対応
・水換え:週1回30%を換水

【ダンゴウオ提供者様よりご指示頂いた改善内容】
・サンゴ砂およびサンゴ岩にはダンゴウオは吸着できないため、撤去しプラスチックなどの
吸着しやすいものに変更
・エサは活ヨコエビとクロレラで栄養強化したアルテミア、冷凍ホワイトシュリンプに変更

一番の原因は、UWSアクアリウムの代表である私が社内共有(報告連絡相談)の仕組み化をしっかり作れておらず、このような結果に至ってしまったと猛省しております。 私も、10歳の頃より生き物が大好きで、33年間夢中で観賞魚の魅力にとりつかれUWSアクアリウムでたくさんの方々を笑顔にしたいという気持ちで、アクアリウムと向き合ってまいりました。

弊社では、飼育管理者やメンテナンススタッフという言葉ではなく、
『アクアライ』(全ての生き物の味方<ALLY>)という姿勢で

生き物が健康で優雅に泳ぐ姿があってこそ、アクアリウムが完成する。
生き物が好きという愛情と経験と知識ですべての生き物が快適にすごせるように
常に生き物と飼育管理者が対等であり、生き物と寄り添い展示にも生き物の習性を利用するこ
とや、毎日の観察・餌やり・メンテナンスで見ていただく方々に笑顔と感動をお届けすること
を信念として生き物と向き合ってまいりました。

今回だんごむすめ様より、大切な稚魚たちを愛情を持って育て、たくさんの方々に見て頂きた
いというお気持ちを、一番悲しい結果で日々の共有報告せずに進めてきたことが最大の反省で
あり、後悔です。

この度、だんごむすめ様より、飼育に関してお気持ちをお聞かせいただきまして本当に飼育の
原点である。生き物への感謝の気持ちが疎かになってしまっていたと改めて感じました。
だんごむすめ様および本イベントを楽しみにご来場いただきましたお客様皆様に心より、お詫
び申し上げます。

UWSアクアリウム代表と致しまして、今後の管理体制を再度原点に立ち戻り見直し、
『アクアライ』(全ての生き物の味方<ALLY>)という気持ちを会社全体で再度共有し、
社内教育を実行し、これからのアクアリウムでの生き物たちに活かして参ります。

今後とも、ご指導ご鞭撻の程よろしくお願い致します。

株式会社UWS ENTERTAINMENT 代表取締役 宮澤雅教

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